CPUには高機能な命令を持つCISCと、単純な命令のみで構成されるRISCという2つのアーキテクチャがあります。
CISCとRISCはCPUへの命令の仕方の違いを表してます。
あまりなじみが無いですが、マイコンのカタログやマニュアルを読んでいると、「CISCマイコンやRISCマイコンと書かれている」、らしいです。
今回はCISCとRISCの違いを簡潔に解説します!!
CISCとは?
「Complex Instruction Set Computer」の略でして、「複雑命令セットコンピュータ」と訳せます。
特徴としては、CPUに高機能な命令を持たせることによって、一つの命令で複雑な処理を実現できます。
マイクロプログラムを内部に記憶させることで、高機能な命令が実現できますが、その代わり、命令の実行速度は遅くなります。
RISCとは?
「Reduce Instruction Set Computer」の略でして、「縮小命令セットコンピュータ」と訳せるようです。
特徴としてはCPU内部に単純な命令しか持たないかわりに、それらをハードウェアのみで実装して、一つ一つの命令を高速に処理できます。
ワイヤードロジック(物理的に結線された論理回路)によって全ての命令をハードウェア的に実装してます。
使い分けは?
では、どちらのアーキテクチャがどのように使われているのでしょうか?
大きく分けると以下のようですね。
「パソコン」や「サーバ」はCISCが主流
現在ほとんどのパソコンはCISCで昔RISCを使っていたサーバOSも現在はCISCになっているようですね。
組み込み系はRISCが主流
組み込み系の機器は低電圧で稼動させる必要があることからRISCが主流です。
スマホやタブレットの場合、ARMというRISCのCPUが大きなシェアを取っているようです。iphoneやAndroidで使われていますね。
以下サイトが非常に分かり易いです!
・SEスキルアップNavi(【基本情報】RISCとCISC 今のコンピュータはどちら?)
まとめ
今回はCPUのアーキテクチャであるCISCとRISCの違いを学習してみました。用途によって使い分けられているようですね。
どっちがどっちか間違えやすいので頭の頭文字「Complex(複雑)」、「Reduce(縮小、単純)」で覚えておきましょう!
以上です!
参考URL)