データベースにおいて、シェアードナッシングという言葉を聞くと「共有しない」ことかなと思いますが、実はその通りです。
反対にシェアードエブリシングは「共有する」ということになります。
それだけのことですが、データベースにおいて、共有「するとしない」でどんなメリットデメリットがあるかを今回は調べてみました!
シェアードエブリシングの特徴は?
こちらは一般的なデータベースの方式のことです。
プログラムで制御される複数のプロセスが一つのデータベースへアクセスして利用されます。
シェアードエブリシングはデータベースが一つなので、データベースへアクセスするノード(サーバ)が複数あって、そのノードの障害が発生しても、他のノードへ影響を及ぼさずにできます。
但し、データベースへのアクセスが集中すると、性能が劣化してしまいますので、その対策として次のシェアードナッシング方式があります。
シェアードナッシングの特徴は?
こちらはデータベースを分割して、それぞれを独立させる方式となります。
各プロセスが別々のデータベースにアクセスします。
この方式のメリットは各プロセスがそれぞれのデータベース(ディスク含む)を持っているので、並列処理をした際に、データベースへのアクセスが集中しないため、高性能を出すことができることです。
ただし、分散されたデータベースのノード障害などが発生すると、そこのデータへはアクセスできなくなってしまうため、何らからの対策をしておく必要があります。
まとめ
今回はデータベースにおける、シェアードナッシングとシェアードエブリシングの違いを調べてみました。
大量のデータを扱う昨今、より高い性能(速度)を確保することは重要なので、データウェハウスなどの製品でシェアードナッシング方式が使われるようになっているようですね。
以上です!