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レビュー方法は色々ある!

「レビュー」って言ったら、「内容をチェックする」というイメージを持ちますが、システム開発におけるレビュー方法には色々あるので、今回はそこをまとめてみました!

 

レビューとは?

システム開発において、各開発工程完了時にレビューという振り返りの作業を実施します。このレビューによって各工程を検証し、問題や課題を発見します。発見された問題や課題を早期に解決することで、次の工程をスムーズに実施することができます。

ここでの各工程とは、「要件定義、基本設計(外部設計)、詳細設計(内部設計)、製造工程、テスト工程」などです。

 

レビューの対象は?

レビューは基本的にミーティング形式で行われることが多いですが、何を対象にするかで、レビューの呼び方が違います。

デザインレビュー

要件定義や外部設計、内部設計など、設計段階で作成した仕様書に対して、不備がないか確認するためのレビューのことです。仕様書に不備が無いかをチェックし、設計に問題が無いかを検証します。

コードレビュー

製造したプログラムに不備がないかを確認するためのレビューのことです。プログラムのコードを対象として行われるレビューとなります。

 

レビューの実施方法は?

レビューを実施するための手法としては次のようなものがあります。

ウォークスルー

問題の早期発見を目的として、開発者や作成者が主体となって複数の関係者とプログラムや設計書のレビューを行う手法です。

インスペクション

あらかじめ参加者の役割を決めておき、進行役として第三者であるモデレータレビュー責任者を務めてレビューを実施する手法です。

ラウンドロビン

参加者全員が持ち回りでレビュー責任者を務めながらレビューを行う手法です。参加者全体の参画意欲を高める効果があります。

 

まとめ

今回はシステム開発におけるレビューの手法に関して学習してみました。
完璧のシステム開発は難しいので、各工程でチェックをすることは非常に大事なのですね。一人よりみんなで確認した方が問題や課題を見抜けることができます。そのために各工程でレビューを実施していくのですね。

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