応用情報技術者とは?
(Applied Information Technology Engineer Examination:略してAP)
IPAのホームページには「ワンランク上のITエンジニア」であり、「ITエンジニアとしてのレベルアップを図るには、応用情報技術者試験がお勧めです。技術から管理、経営まで、幅広い知識と応用力が身に付き、システム開発、IT基盤構築などの局面で、高いパフォーマンスを発揮することができます」と記載されてます。
基本情報技術者を取得し、更にITエンジニアとして、ステップアップするための資格ですね。
基本情報技術者試験の出題範囲と同じではありますが、より深い知識が必要とされる試験となります。情報処理技術者試験制度のスキルレベルはレベル3となります。
難易度は?
合格率は平成30年度実績で「応募者数101,442名で合格率が23.1%」となっております。基本情報技術者の次に多い応募者となりますね。合格率も基本情報技術者に次いで高いですが、実はこれは応募者数なのです!
実際の受験者数は64,367人なんです。つまり、3人に1人は受験していないのですね。合格率23.1%、これは受験した人の数(受験者数)に対しての割合なので、実際の合格者数は14,865人です。受験者に対しては4人に1人くらいの割合ですが、応募者全体からですと、14.7%ですので、6人に1人ぐらいが合格者数となり、やはり難しい試験だと思います。
受験の形式は?
試験時間・出題形式・出題数(解答数)は以下の表の通りです。
午前 | 午後 | |
---|---|---|
試験時間 | 9:30~12:00(150分) | 13:00~15:30(150分) |
出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) | 記述式 |
出題数 解答数 |
出題数:80問 解答数:80問 |
出題数:11問 解答数:5問 |
試験時間は午前、午後共に2時間30分で、基本情報技術者試験と同じですが、午後が「記述式」となります!基本情報技術者試験と比較することここが大きな違いとなります。
配点
午前、午後共に100点満点で基準点(合格点)は60点となります。
午後は問1のセキュリティ問題が必須ですが、その他は選択できますし、配点も割合も同じです。
午前
恐らく皆さま過去問を解いていると思いますので、80問の中で見たことある問題が出てくると思います。先ずはここを確実に取りましょう!
午後
午後は記述式になるので、やはり難しいですね。ここをクリアするカギは応用力を身に着けて、どんな問題にも対応できる力が必要です!
また自分のことばで記述できる文章力も必要となりますね。
午前・午後共に学習方法はこちらの記事で解説してます!!
学習の期間は?
情報処理試験を全くの初めてから取り組む方は3ヵ月の学習期間は欲しいところです。
基本情報技術者試験に合格されている方は、ITスキルの基礎力が身に付いていると思いますので、2か月程度の学習は必要かと思います。
試験内容の詳細はIPAのページをご参照ください。