このページはIPA情報処理技術者試験の「データベーススペシャリスト試験」合格に向けて学習していく情報をまとめてます!
受験される方は一緒に頑張りましょう!
データベーススペシャリスト試験とは?
(Database Specialist Examination:略してDB)
IPAのホームページには「ビッグデータ時代に求められる、データ志向の担い手」とあり、「企業活動を支える膨大なデータ群を管理し、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築して、顧客のビジネスに活用できるデータ分析基盤を提供するデータベース管理者やインフラ系エンジニアを目指す方に最適 です」と記載されてます。「データ志向の担い手」って良い響きですね!
高度情報処理技術者試験の一つで、情報処理技術者試験制度のスキルレベルはレベル4です。
データベーススペシャリストは目的に適合したネットワークシステムを構築・維持 する人のことですが、本試験に合格することでデータベースの知識やスキルを証明できますね。SQLの知識だけでなく、設計や構築、管理能力も試されるので、幅広い能力が必要となるようですね。
本試験は毎年秋期だけに実施される試験なので年1回のチャンスしかありません!
難易度は?
難易度は平成31年度実績で「応募者数 16,831 名で合格率が14.4%」となっております。高度情報処理技術者試験の中でみるとネットワークスペシャリスト試験よりちょっと少ないくらいの応募者数で、他の高度情報処理試験と比べると多い方ですね。応用情報技術者試験に合格して、スキルを更に磨きたい方が次に目指す試験のイメージが強いみたいですね。
実際の受験者数は平成31年度実績で11,066名で、その中で合格者数が1,591名ですね。応募者全体からですと、9.5%ですので、10人に1人ぐらいが合格する計算になります。
高度情報処理技術者試験のスキルレベル4だけあって難易度は高いと思いますので、本試験もスケジュールを立ててしっかりと学習していくことが大事だと思います。
受験の形式は?
試験時間・出題形式・出題数(解答数)は以下の表の通りです。
午前Ⅰ | 午前Ⅱ | 午後Ⅰ | 午後Ⅱ | |
---|---|---|---|---|
試験時間 | 9:30~10:20 (50分) | 10:50~11:30 (40分) | 12:30~14:00 (90分) | 14:30~16:30 (120分) |
出題形式 | 多肢選択式(四肢択一) | 多肢選択式(四肢択一) | 記述式 | 記述式 |
出題数 解答数 | 出題数:30問 解答数:30問 | 出題数:25問 解答数:25問 | 出題数:3問 解答数:2問 | 出題数:2問 解答数:1問 |
午後Ⅰ、午後Ⅱ合わせると3時間30分の長丁場ですが、問題文を読んでいるだけでも数十分平気で掛かってしまいます。
高度情報処理技術者試験は過去2年前に応用情報技術者や他の高度情報処理試験に受かっていると午前Ⅰの免除ができるので、是非活用しましょう。免除の条件はコチラ。
配点
午前Ⅰ、午前Ⅱ、午後Ⅰ、午後Ⅱすべて100点満点で基準点(合格点)は60点となります。
やはり午後Ⅰ、午後Ⅱが鬼門ですね。
午前Ⅰ
多肢選択式(四肢択一)形式で、基本情報技術者や応用情報技術者試験で慣れている方も多いと思います。恐らく皆さま過去問を解いていると思いますので、先ずはここを確実に取りましょう!
出題範囲は基本情報技術者試験や応用情報技術者試験と同じです。
体力的にも精神的にも、できれば午前Ⅰは免除にしておきたいですね!
午前Ⅱ
午前Ⅰ同様、ここも確実に取りましょう!
出題範囲は以下の通りです。全ての系統から出題され幅広い範囲を抑えておく必要があります。
テクノロジ系
コンピュータ構成要素、システム構成要素、データベース、セキュリティ、システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術
マネジメント系、ストラテジ系からは出題されませんね。
午後Ⅰ
記述式の問題になります。3問中2問を解く形ですが、テンポよく解いていく必要がありますね。
午後Ⅱ
午後Ⅰ同様の記述式の問題になります。2時間で1問という恐ろしく長い道のりです。二つの問題のどちらを選ぶかも重要ですね!
午後Ⅰと午後Ⅱの主題範囲は以下の通りです。
- データベースシステムの企画・要件定義・開発に関すること
- データベースシステムの運用・保守に関すること
- データベース技術に関すること
ネットワークスペシャリスト試験と比べると上位のアプリケーション技術や 関連法規・標準に関することなどの出題範囲が無いので、 狭く深い知識が必要になってきますね。
データベースシステムの企画から設計、構築、テスト、保守、運用、技術など全般の知識が必要となりますが、SQLをゴリゴリ書いてデータベースを構築、維持をするデータベース管理者(DBA)よりデータベースの設計、情報システム全体のデータ資源を管理するデータ管理者(DA)としての知識をより問われるようですね。
皆さん合格に向けて頑張っていきましょう!
合格のためのポイントを以下記事で解説してますので、併せて読んでみてください。