DoS、読み方は「ドス」です。なんか強そうですね(笑)
インターネットを利用するうえで、私たちは常にさまざまな脅威にさらされています。その中でも、Webサイトやオンラインサービスの運営者にとって特に警戒すべき攻撃のひとつが 「DoS攻撃」 です。
今回は、DoS攻撃、DDoS攻撃とは何か、その仕組みや被害事例、そして防ぐための対策までをわかりやすく解説していきます!
DoS攻撃(Denial of Service attack)とは?
DoS攻撃は、1台のコンピュータから、標的サーバへ大量の通信を送り付けることで、サービスを一時的または永久に利用不可にする攻撃です。送信元が単一IPのため、比較的特定が容易で、いたずら的・嫌がらせの要素が強いケースが多いのが特徴です
DoS攻撃の主な攻撃手法
- Ping of Death/Teardrop攻撃:異常なサイズ・構造のパケットを送り、OSの脆弱性を突く
- F5アタック/メールボム:キーボードの連打や大量メールによる負荷増大
F5アタックなんかはキーボードに物が乗って意図せずやってしまうこともありますね。。。

DDoS攻撃(Distributed DoS attack)とは?
一方で、DDoS攻撃は、感染させた多数の機器(ボットネット)から一斉に通信を行い、標的に膨大な負荷をかける攻撃です。攻撃元が分散しているため、追跡や遮断が非常に難しくなります
DDoS攻撃の主な攻撃手法
- SYNフラッド/FIN・ACKフラッド攻撃:TCP接続の未完了状態を大量発生させる
- UDPフラッド攻撃:偽装IPでUDPパケットを送りつけることで帯域圧迫
- Slow HTTP DoS/HTTPフラッド/DNSフラッド:アプリ層や名前解決サーバーを狙い長時間負荷をかける
いろいろと巧妙なやり口がありますね。。。

DoS攻撃の目的は?
DoS攻撃の背景には、主に以下のような意図があります。
ポイント
- 嫌がらせ・愉快犯的な動機(運営を混乱させたい)
- 営業妨害や抗議活動(競合他社や政府機関などへの攻撃)
- 金銭要求型攻撃(攻撃停止と引き換えに身代金を要求)
- 他の攻撃の目くらまし(情報窃取などの隠れ蓑)
この攻撃は数分で終わることもあれば、数時間・数日続くこともありますので、やっかいですね。
DoS攻撃の兆候(見分け方)
攻撃が始まる前後には、次のような前兆が見られることが多いです:
- Webサイトの表示速度が急に遅くなる
- **503(Service Unavailable)や504(Gateway Timeout)**エラーの頻発
- 特定IPからのアクセス急増、海外からの異常トラフィック
- BOTのようなアクセスパターンの増加
早期に攻撃を発見して対策を施すためにも、これらの兆候を日頃から監視しておくことが重要ですね。
DoS攻撃への基本的な対策
ということで、DoS攻撃非常に怖いことが分かったかと思います。
やられてからでは遅いので、攻撃への対策は重要です。以下に4つ対策を記載してみます。
- 通信量の監視とバースト検知
SNMPやフロー分析(NetFlow/sFlow)ツールを使って異常トラフィックを検知 - IPアドレス制限・国別アクセス制御
特定IPや海外からのアクセスを制限することで負荷軽減 - WAF/IPS/IDS/CDNの導入
攻撃パターンを遮断し、負荷分散で耐性を高める機能を持つツールが有効です - 高耐久サーバー設定やクラウド型WAF
過剰なトラフィックにも耐えられる構成や、専門サービスの活用で防御力を向上
DoS攻撃 vs DDoS攻撃:5つの異なるポイント
ここまでの説明した上で、DoS攻撃とDDoS攻撃の比較をしてみましょう!
| 比較ポイント | DoS攻撃 | DDoS攻撃 |
|---|---|---|
| 攻撃元の台数 | 1台 | 数百〜数万台のボットネット |
| 特定のしやすさ | 容易 | 極めて難しい |
| 使用される手法 | シンプルな単発攻撃 | 複数技法を組み合わせた高度な攻撃 |
| 被害の規模 | 小〜中程度 | 非常に大規模で長時間 |
| 防御の難易度 | IP遮断などで比較的対応可 | 専門サービスやWAFが必要 |
やはり、DDoS攻撃の方が被害や対策が難しいですね。ただ、DoS攻撃は容易にできまので、意図せず攻撃している時もありますね。
まとめ
今回はDoS攻撃、DDoS攻撃の仕組みや被害事例、そして防ぐための対策を解説してきました。
DOS攻撃、DDoS攻撃のまとめ
- DoS攻撃は1台の端末からの攻撃で、特定や対処は比較的容易
- DDoS攻撃は、多数の踏み台端末からの攻撃で、規模・追跡の困難度ともに格段に悪質
- 基本対策として、IP遮断/ネットワーク監視/WAF/CDN/DDoS対策サービスの導入が有効
DoS攻撃は「大規模・高コストな攻撃」ではなく、「誰でもできて、誰でも被害者になりうる」現実的な脅威なのです。
その恐怖は、「手軽さ」と「確実な混乱の引き起こし」にあります。
“うちは小規模だから大丈夫”は通用しないので、日々気を付ける必要ありますね!
ちなみにDDoS攻撃はアジアからが一番多いみたいです。
以上です!