パソコンや外付けのHDDを購入する時に記憶容量は非常に大事ですよね!
500GBなのか1TBなのか、2TBなのか、金額との兼ね合いで悩みますよね。最近はスマホやタブレットの容量も悩み、結局多めの容量にしてしまいがちです...
1TBで購入して、ちゃんと購入したスペックになっているかWindowsプロパティで確認してみると、なんと「909GB」となっているじゃないですかー!100GBも想定よりも少ないなんて...
この謎は解明せねばならないと思いますよね。
今回はこのコンピュータの「数に関して」解説します。
コンピュータの数の考え方とは?
コンピュータの世界では数字を2進数のビットで考える必要があります。
このため、表現できる数の最大値はビット数が増えるにつれ、次のようになっていきます。
「1bit→2、2bit→4、3bit→8、4bit→16、5bit→32、6bit→64、7bit→128、8bit→256、9bit→512、10bit→1024、11bit→2048、12bit→4096 …」
先ずは、このことをしっかり理解しておく必要があります!
一般的な単位の考え方は?
次に一般的な数字の桁が増えた時に区切るための単位ですが、1000倍毎に単位が変わります。これを国際単位系(SI単位)と呼ぶます。
・1,000 → k(キロ)
・1,000,000 → M(メガ)
・1,000,000,000 → G(ギガ)
・1,000,000,000,000 → T(テラ)
メガバイト(MB)やギガバイト(GB)は馴染みがありますね。この場合、10の3乗、つまり1000倍毎に単位が変わるというものですね。
コンピュータにおけるキロバイトは?
では、上記の知識を踏まえた上で、コンピュータ上における容量のサイズはどうなるか?ですが、コンピュータは2進数なので、実際の容量は「2のべき乗」で表せる容量になります。HDDにおける書き込みの単位である1セクタも512バイトだったりと、2のべき乗で一つのまとまりにします。
SI単位で1000倍のk(キロ)バイトをコンピュータで表現する時は、2のべき乗で1000倍に一番近いのが「2の10乗の1024」なので、1キロバイトは1024バイトとなります。
つまり、次のように単位が変化します。
コンピュータの単位と値の関係
- 1KB = 1024Byte
- 1MB = 1024KByte
- 1GB = 1024MByte
- 1TB = 1024GByte
HDDの製品情報の容量が「500GB」だった場合、これはSI単位なので、コンピュータで見たサイズは以下のようになります。
500GB ÷ 1.024 ÷ 1.024 ÷ 1.024 = 465,661,287,307Byte
ここでもう一つ!
SI単位でキロは「小文字のk」ですが、コンピュータの場合、すなわち1024バイトは「大文字のK」で表すことが多いので、覚えておきましょう。
まとめ
今回はコンピュータにおける単位に関して解説しました。
コンピュータにおいて1キロバイトは1024バイトとして扱うので、記録媒体の容量とファイルサイズの関係を考える時は、計算する基準を揃えておく必要があるのですね!
周りで「買ったHDDの容量と実際の容量が違う!」と騒いでいる方がいたら、教えてあげましょう。
以上です!
参考URL)
・km(キロメートル)とKByte(キロバイト)の「kとK」(ユークエスト)
・1GBは一体何MBなの?1024それとも1000どっち!?(きっと誰かのためになるブログ)