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見守りGPSのBOTトークを使ってみました。GPSの仕組みの解説と感想!

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小さいお子さんが小学生になると登下校がちゃんとできているか心配になりますよね。

そんな心配を解決してくれるのが「見守りGPS」です。

今回は見守りGPSの仕組みの解説とサービスの一つである「BOTトーク」をレビューします!

見守りGPSとは?

見守りGPSとは「子どもや高齢者の居場所がわかる小型の発信端末機」です。

GPSを利用することで、GPS端末を持っている人の位置を洗い出すことができます。

GPS(Global Positioning System)は、アメリカが航空機や船舶の位置情報をリアルタイムで正確に把握するために、空軍と海軍が協力して開発を進めてきた衛星測位システムのことです。

GPSは複数の衛星からの情報を使って、自分の場所を特定するのですが、原理としては以下の感じですね。

GPSの原理

  • 地球を周回している複数(現実的には4つ以上)のGPS衛星からの電波を受信して、現在地を特定する
  • 衛星からの電波には、発信した時間と位置情報が含まれている
  • 衛星の数と受信機への到達時間差から、現在地を計算します

図にすると以下のようなイメージですね。

GPSの仕組み

そして、このGPSの仕組みを使って、見守りを行う仕掛けが「見守りGPS」なんです。

見守りGPS

  • 見守りGPSの受信機がGPS情報から自分の位置を割り出す
  • 受信機にはSIMが搭載されていて、キャリア網の通信ができるようになっている
  • 受信機が位置情報をクラウド上の見守りサービスに通知する
  • 見守りサービスは契約者である「見守る側」のアプリへ位置情報を通知する

受信機は電波が入れば通信ができるので、見守りサービス側からの指示を受け取ることもできますね。

見守りGPSの仕組み

GNSS

さきほどGPSはアメリカの衛星と書きましたが、そうなんです、GPSは固有名詞なんです。

衛星を使った測位システムの総称は「GNSS」と呼びます。

GNSSは「Global Navigation Satellite System」の略で「グローバル軌道衛星群」という意味ですね。

GPSはGNSSの中の一つであって、同じような測位システムを各国で保有しています。

代表的なGNSSは以下のようなものがあります。

  • GPS(Global Positioning System): アメリカ製の衛星測位システムで、スマートフォンやカーナビで広く利用されています。
  • GLONASS(Global Navigation Satellite System): ロシアが運用しているシステムです。
  • Galileo: ヨーロッパ諸国が共同で運用しているシステムです。
  • BeiDou(北斗): 中国が運用しているシステムです。
  • 準天頂衛星(QZSS/みちびき): 日本が運用しているシステムで、アジア・オセアニア地域の上空を飛行しています。みちびきはGPSを補完する役割を果たしており、精度向上に寄与しています。

勿論、他国のGNSSも利用できます

GNSSは国際的な協力と規格に基づいて設計されており、多くの国で相互運用性が確保されています。つまり、お互いで苦手な分野を補っている、ということですね。

と、ここまで、見守りGPSの仕組みの解説をしてきましたので、続いては見守りGPSサービスの一つである「BOTトーク」を使ってみたので、そのレビューをします!

BOTトークの特徴

「BOTトーク」は「ビーサイズ株式会社」が販売元の子供向けの見守りGPSサービスです。

BOTトークのポイント

  • ボイスメッセージで親子で連絡でき安心: BoTトークは、最大40秒のボイスメッセージを親子で送受信できるGPS。操作が簡単で、低学年のお子さまでも気軽にコミュニケーションできる
  • 見守りAIとエリア設定で行動認識でき安心: BoTトークの見守りAIは行動範囲を学習し、通知スポットとして登録することで到着・出発をプッシュ通知で知らせてくれる。普段行かない場所に行っていたら保護者に通知してくれる。
  • 音声AIが便利: トーク内容を文字に変換して送受信できるようになった。音声メッセージやテキストメッセージをAIが代わりに書き起こすため、仕事中や電車の中でも音を出さずに「聴く」「読む」が可能
  • プラン変更が自由: BoTトーク端末は、2つのプランをいつでも変更できる。GPSプランとGPS&トークプランがあり、生活スタイルに合わせて選べる

この中でもこの見守りGPSの大きな特徴はやはり「親子でトークを送り合える」ということですね。

学校に携帯電話は持ち込めないけど、BOTはOKなことが多いです。そんな時にちょっと連絡を取り合いたい場合にこの機能があると非常に便利ですよね。

離れている時の親子のコミュニケーションや見守りに役立つ優れたGPS、ということですね!

BOTトークを使ってみた

そんなBOTトークを我が家も息子に持たせて使ってみました。

購入

先ずは購入です。

2024年6月時点で本体価格は買い切りで「¥5,280(税込み)」となっております。

買い切りでこの値段ならそれほど高くないイメージですね。

端末を守るBoTトーク専用のシリコンケース(3色展開)も販売していて、何かにぶら下げるためのカラビナやネックストラップが付いて「¥1,980(税込み)」となっております。

シリコンケースは無くても良いですが、子供の使い方を考えると長く使うために買っておいた方が良いかもしれませんね。

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そして、BoTトークを利用するには月額のサブスク型となっております。

GPSだけのプランとトークが付いたプランの二種類がありますね。

当然トーク機能がついている方が高いのですが、元々の月額が安いのであまり気にならない金額差ですかね。

因みに本体はGPSのみも同じ値段なので、端末一つあれば、GPSプランとトーク付きプランの切り替えはいつでもできるようです。

月額プラン(BoT公式サイトより)

また、下の表にあるように、解約縛りや違約金などの費用が0円なので、気軽に始めて、気軽に止めることもできるのも嬉しいポイントですね。

BoTの費用関係の一覧(BoT公式サイトより)

開封

端末注文後、数日で本体が届きます。

まずは開封です!

BoTと書かれた灰色の箱で送られてきます。

その箱を開けると、中に説明書とBoT本体が入った箱が入ってます。

さらに箱を開けるとしっかりと保護された状態で本体が入っています。

BoT開封
BoT開封

サイズ的にも非常にコンパクトになっていて、重さも感じ無い軽さになっています。

そして、シリコンケースの方もBoT本体と同じサイズの箱に入って送られてきます。

STAP(ネックストラップ)やPARTS(カラビナ)も同梱されていますね。

BoTアクセサリ開封

BoT接続&充電

では、BoTを接続してみましょう。

BoTアプリをスマホ(iPhone、Android)にインストールします。

そして、アプリを立ち上げると「スマホとBoTをつなぐ」という画面が出てきますので、そこにBoT横面に記載してある「シリアルナンバー」をカメラで写すか手動で入力すると接続が開始されます。

接続中はBoTの表面が白く光りながらぐるぐる回ります。

接続が完了すると「メニュー画面」が出てきて、準備完了です!

BoTアプリ画面
BoT接続

購入時はバッテリーが少ないので、充電しましょう。

BoT本体の横にType-Cの充電ポートがあるので、そこにType-Cケーブルを接続してあげましょう。

充電中はBoTの表面がくるくる光ながら、色が変わっていきます。

充電が溜まっていくと「赤 → 黄色 → 緑色」と色が変わってくるので、どのくらい溜まっているか見た目にも分かり易いですね!

BoTアプリ

これで、BoTトークが使えるようになりましたね。

実際のBoTトークのアプリとしての機能は大きく三つで、とてもシンプルです。

地図機能

自分の位置を地図上にリアルタイムで表示してくれる機能です。

見守りモードにもよりますが、数分に1回の頻度で位置情報が更新されます。

もちろん動いていないと更新はされませんので、カバンの中にBoTを入れっぱなしなのかも分かりますね。

そして、地下にいる時はGPSの電波が届かないので、動いていない状態になりますね。

見守りAI機能

BoTには見守りAI機能という今時の機能が搭載されています。

見守られる側の行動を自動的に認識し、子供が自宅や学校、習い事などのよく行く場所、さらに行動範囲などを学習してくれます。

よくいく場所を「通知スポット」として登録しておくと、到着・出発をプッシュ通知で自動でお知らせする他、普段行かないところに行くと自動でお知らせしてくれるので、何度もアプリで居場所を確認しなくても良くなりますね!

トーク機能

BoTトークを使ってのトーク機能の特徴は以下3点です。

  • BoT端末側(見守られる側)、スマホ側(見守る側)どちらからでも音声でメッセージを送信できる
  • 見守る側はメッセージを文字入力でも遅れて、BoT側が読み上げてくれる
  • 見守られる側が送った音声メッセージはスマホ側で音声認識されて文字に変換される

音声メッセージの文字変換は子供がはっきり喋ればそれなりの正しい文字になりますが、ごにょごにょ喋ると意味の分からない文章になってしまうので、音声聞いちゃった方が早いかもですね。

また、トークを送っても相手に届くまでには最大で1分くらいかかるような感じですね。恐らく一定間隔でポーリングしている感じに思えます。

BoTアプリ画面

モード・プラン変更

BoTには3つのモードがあり、それをアプリからすぐに変更できます。

  • 頻度優先モード:行動が頻繁に更新されるのでよりリアルタイムの状況を確認できる
  • バッテリー優先モード:長い期間使いたい時に便利
  • 機内優先モード:飛行機など電子機器を使ってはいけない時に使える

主に学校の行き来だけで使っているなら、頻度優先モードでもフル充電してから一週間は十分持っているので、移動中に充電切れで使えなくなるような心配はないと思います。

また、GPSのみかトーク付きかのプラン変更もアプリから直ぐ変更できるのも良いですね。

設定、プラン変更画面

使ってみての感想

ということで、BoTトークの簡単なレビューをしてきましたが、個人的な感想を整理してみました。

BOTトーク使ってみての感想

  • 良い点
    • 設定やアプリがシンプルで分かり易い良いので、導入し易い
    • 見守りAIで子供居場所をこまめにチェックしなくてもよくなる
    • 端末代、ランニングコストを考えてもリーズナブルな値段
  • 要望
    • 地下に入ると動きが止まるので、地下でもある程度の場所が分かると良い
    • 見守る側からバイブ機能でBoTを震えさせて子供にメッセージを気付かせられると良い

BoTを子供に持たせていることで、いつ自宅に帰ってくるかも予測し易いので、食事の準備とかも効率的にできますね。

まとめ

今回は見守りGPSで使われているGPSの仕組みとBOTトークを使ってみてのポイントを解説してきました。

見守りGPSとBOTトークのまとめ

  • 見守りGPSとは「子どもや高齢者の居場所がわかる小型の発信端末機」のこと
  • GPSは複数の衛星から送られる情報を使って自分の位置を割り出す仕組み
  • 衛星を使った測位システムの総称は「GNSS」と呼び、GPSはアメリカが作ったGNSSの一つである
  • BoTトークはシンプルな設計で導入し易い見守りBPSサービス
  • AI機能やトークの文字起こしなど、最新のテクノロジーも使われている

我が家も数年使っていますが、壊れたことは無いですし、バッテリーの持ちも非常に良いです。

見守りGPSにはBOTトーク以外にも複数ありますので、色々調べてみると面白いですね。

以上です!

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