プロジェクトを運営する中で、「ステークホルダーに説明する必要がある!」、「ステークホルダーを重視する必要がある!」なんて言葉が出てきて、ちょっとカッコイイなんて感じることがあります。
ステークホルダーって言葉はフワッとしてるので、今回はステークホルダーの意味を解説します。
ステークホルダーとは?
wikipediaには「企業・行政・NPO等の利害と行動に直接・間接的な利害関係を有する者を指す」と記載してありますが、簡単に言うと「利害関係者」です。
企業が活動する場合、一人で仕事をすることはできません。周りの関係者と関わりを持つことで、企業活動が成立するのです。
では、企業活動を成立するために必要な周りの関係者(利害関係者)とは誰なのか?それは、企業の従業員であり、役員であり、顧客であり、株主や投資家であり、広い意味では地域社会なんかも関係者になります。
このように幅広い関係者をまとめてステークホルダーと呼びます。企業における関係者は大体利害関係が発生していますが、家族は友人は利害関係で成立していないので、ステークホルダーとは言いませんね。
ステークホルダーという言葉を使う理由は?
どの企業も企業自体を継続的に発展させていく目的がありますが、このためにはステークホルダーを重視した経営を行う必要があるようです。
企業は顧客や株主、地域社会などの利害関係者対して、それぞれの対応を行っていく必要がありますが、経営の指針を表す際などにステークホルダーという言葉を使っているようですね。
CSR(corporate social responsibility)という言葉がありますが、これは「企業の社会的責任」のことです。もうちょっと具体的にすると、コンプライアンス(法令遵守)やコーポレートガバナンス(企業統治)、ディスクロージャー(情報開示)など、企業が社会に対して果たさなければならない責任のことです。
このCSR活動の中身を企業はホームページなどに掲載してますが、この中にステークホルダーに対して取り組む姿勢なども記載していますね。このように、ステークホルダーという言葉を使うことで、経営の取り組みを分かり易くしているのですね。
まとめ
今回は企業活動における関係を指す「ステークホルダー」を解説してみました。
現在、ステークホルダーの立場は様々で、このステークホルダーの要求に応える対応力というのが、今の時代企業には求められているようですね。
全ての要求には答えられないことも多いかと思いますが、常にステークホルダーを意識して考えることは大事なのですね。
以上です!