会社の中でシステム開発の企画段階で「KPIを示せ!」、「KGIを設定する必要がある!」なんて言葉を聞くことがありますが、今回はこの似ている言葉のKPIとKGIの違いを解説します!
KPIとKGIってどんな時に使う?
どんな会社も顧客や財務、成長などの視点で戦略目標を立てているかと思います。例えば売り上げを伸ばしたい、社会に貢献したい、社員に教育をしたいなど会社のビジョンに対して、いろんな戦略を立てているかと思います。
戦略目標を立てた場合、その目標が達成されたかを確認するための指標が必要となってきます。そのための指標として、KPIとKGIを使います。
KGIとは?
KGIは「Key Goal Indicator」の略で、「重要目標達成指標」となります(Goalが最終目標ですね)。例えば、「利益率の10%向上」だったり「顧客数の20%向上」だったりと大きな視点での目標となります。
このKGIを達成するために決定的な影響を与える要因のことをCSF(Critical Success Factor:主要成功要因)と言います。
例えば「新しい業務プロセスを実現するシステムを構築する」、「顧客情報を細かに収集する」など、会社として、どこに重きを置いてKGIを達成するかを設定します。
CSFは事業の核になっている事が多く、ここに経営資源を投入するようです。
KPIとは?
KPIは「Key Performance Indicator」の略で、「重要業績評価指標」となります。業務プロセスの実施状況をモニタリングするために設定される指標になります。
簡単に言えば、KGIを達成するための具体的な目標で、例えば「顧客数を20%向上するための訪問数や電話件数を設定する」、「利益率の10%向上するために純利益率や保有契約高を設定する」などです。
KGIとKPI、そしてCSFは密接に結びついています。これらの指標や要因を上手に設定して、常に指標に対しての達成状況をチェックすることが大事になりますね。
まとめ
今回は会社における戦略目標を達成するための指標であるKPI、KGI、そしてCSFについて学習してみました。
KPI・KGIの設定は重要なのですが、設置する際には、明らかに達成困難な数値とならないように気を付ける必要があります。
あまりに高い目標だと、現場や従業員たちは「そんなの無理に決まっている」「上司は勝手なことばかり言って」と本気で取り組もうとせず、仕事に対するモチベーションが逆に下がってしまうようですね...
ただ、人生においては高い目標を立てるのは良いことだと思います。
以上です!
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