プロジェクトマネージャ

平成31年度春期 プロジェクトマネージャ試験(PM試験)を振り返る(感想)

2019年4月21日(日)、プロジェクトマネージャ試験(PM)を初受験してきました。

前回のSC試験から半年後のIPA試験に挑戦となります。

今回も午前Ⅰは免除だったので、午前Ⅱから受験しました。

終わった直後の感想としては、あっという間に終わったけど、脱力感が凄かったです。

特に午後Ⅱの論述は2時間みっちり時間を使ったので、終わった直後は頭が痛かったくらいです(汗)

結果はどうあれ、今後のためにも今回の試験実施を簡単に振り返ってみました。今回やった学習は決して無駄にはならないですしね!

(あくまでも私個人の感想なので、そこはご承知おきください!)

【午前Ⅰ】

30問の4択問題を50分で解きます。

今回は免除でした。

【午前Ⅱ】

25問の4択問題を40分で解きます。

前回のSC試験で午前Ⅱが結構苦戦して、焦っていくつかミスをしてしまったので、今回は事前の学習、特に試験直前に午前Ⅱの過去問を繰り返し、解くことでテンポよく回答していくことにしました。

最初の方の設問で比較的過去問からの出題が多かったので、落ち着いて解くことができ、新規問題も焦らず回答していくことができたと思います。

新規問題としては、感度分析の定量的なリスク分析として使う「トルネード図」や効率的な組み合わせテスト技法としての「オールペア法(All-pair法)」などがあったと思います。工数の計算問題でも新規のものがありましたね。

新規問題を丁寧に解いたら、やはり40分目いっぱい時間を使いました。結構解けた感じはしたので、前回のSC試験時のような気持ち的な焦りは出なくて良かったと思います。

【午後Ⅰ】

3問中、2問選択の記述式問題を90分で解きます。

平成31年4月春期は以下のような問題構成でした。

  1. コンタクトセンタにおけるサービス利用のための移行に関する問題
  2. IoTを活用した工事管理システムの構築に関する問題
  3. プロジェクトの定量的なマネジメントに関する問題

先ず問題と設問をざっと見て、解答する問題を決めますが、問2のIoT関係の設問が比較的答え易そうだったことと、問3がEVM関係の問題で計算が必要な感じがしたので、そこを避けて問1を選ぶことにし、問1,2に挑むことに決めました!

問2から始めたのですが、問1のことを考えると35分を目安にするのが良いと思い、急いで解くことにしました。

PM試験の午後Ⅰは選択式は無く、用語で答える問題も無いので、回答の記述に時間が取られることがあるので、とにかく早く問題を読み切って、ゆとりを持って設問に回答することが重要であると思いました。

◎問1の感想

コンタクトセンタのシステム移行の問題で、よくあるシステム移行にオプションの機能をサービス開始時に間に合わせたい、といった内容となってました。問題文自体は結構スラスラ読める感じでしたが、設問としては問題文からの導出型が結構多かった気がします。それ以外の知識型の設問は抽象的なものが多く、結構悩んでしまいました。

◎問2の感想

IoTデバイスを使って、複数ベンダでシステムを構築する内容になっていました。明確に答えが導出できる問題と、知識から導く問題が混ざっていたため、完答するのは難しそうですが、ある程度の点数は取り易い問題だったかもしれませんね。

◎全体的な感想

問2のIoT問題から取り組んで、意外と回答に時間が掛かってしまい、急いで問1に取り組みましたが、意外と問1は早く回答できました。余った時間を使って問2を再度見直しましたが、回答の文章をどうするか迷ってしまい、結局90分フルに時間を使いました。

自信無い回答はありますが、一通り解答欄は埋めたので、この時点で最後の午後Ⅱに向けて気を引き締めなおしました。

※問3は別途チャレンジしてみようかと思います。EVM関係の問題は定期的に出題されますしね。

【午後Ⅱ】

2問中、1問選択の記述式問題を120分で解きます。

論述式は初めてだったので、結構緊張しました。

学習においても2時間で書き切る練習は何度かやっていましたが、やはり本番の雰囲気と丁寧に回答することを意識すると自信を持ってのぞめない自分がいました...

先ず2問中、どちらを選択するか選ぶ必要があります。

平成31年度春期は以下のような問題構成でした。

  1. コスト管理とコスト超過の兆候に関する問題
  2. 助言や他プロジェクトの知見に関する問題

当たり前ですが、過去と全く同じ問題はありません。しかも、ここの選択に時間を掛けるわけにはいきません。

どちらの問題も自分の中の持ち球からネタを出すことはできますが、「助言や知見」というキーワードより、「コストや兆候」の方が経験があるので、問1を選択することにしました。

問1はコスト管理の方法と記載し、その後、コスト超過の兆候や根拠、原因、防止策と続き、最後はいつもの実施状況と評価、今後の改善となってました。

先ずは、全体構成を組み立てることにしました。コスト管理をベースに、コスト超過の兆候を発見し、その防止策を打つための流れを作るのに、結構時間を取られましたが、当てはまるような経験があったため、それを軸に構成を組み立て、問題用紙の余白に記載していきました。そして、実際の論述に入りました。この時点で20分程度が経過してました。

設問アでプロジェクトの特徴にコストに限りがあることを明示し、コスト管理も具体的に示しました。設問アに結構時間が取られてしまい、30分くらい記載に時間がかかりました。この時点で予定より時間がオーバーしてます。

次に設問イは兆候の具体例を記載しながら、その原因やリスクとなる根拠を記載するのですが、文章を記載すると、ポイントを追加追加で記載したくなります。そのために途中まで記載した文章を消しゴムで消して書き直すことが何回かあり、これで時間を食ってしまいました...設問イが記載し終わった時点で残り25分でした。ヤバイ…

最後に設問ウですが、ここは実施状況を具体的に記載し、ユーザからの評価なども織り交ぜ、記載をしていきました。最後に時間がちょっと余ったので、改善部分を余分に書いてしまったのが、くどかったかもしれませんね...

感想としては、時間が足りないという意識が強すぎて、書き直しが発生してしまったことが痛かったですね。もっと冷静に文章を組み立てて記載した方が良いですね。今後の反省点です!

まとめ

今回は「平成31年度春期 プロジェクトマネージャ(PM試験)」を受験してみての振り返りをしてみました。

この記事を書きながら今回の試験問題を見直しましたが、午後Ⅱはもう少しインパクトある事象やアピールポイントを記載することができたかと思います。消しゴムもいっぱい使ったので、文字が読みにくくなってしまったのもイマイチでした...

やはり情報処理の高度試験は自分の経験値をフルに活かして、時間を有効活用することが必要なんだと感じました。

結果は未だ先(6月21日(金))ですが、プロジェクトマネージャ知識は業務でも使っていますので、継続して学習していこうと思います!

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最後に。今回受験した会場がトイレの数が少なく、行くタイミングを計るのが大変でした(汗)

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